少し更新が空いてしまいました。
後期の授業が始まってからさまざまバタバタしていますが、書きたいことも溜まっているので時間を見つけてまた更新していきたいです。
さて、今年度前期の私の担当科目だった「芸術学の世界」にゲスト講師としてお越しいただいた𡈽田悠平さんが関わっていらっしゃるお仕事について、先日貴重な情報提供をいただきました!
(すぐに更新ができず、少し前の情報となってしまいましたことをお許しくださいませ...。)
このたび、モーツァルトが作曲したと見られる楽曲の楽譜がドイツの図書館で発掘されたそうです!
モーツァルトの楽曲が発掘されるのは、なんと233年ぶりとのこと...!
NHKニュースの記事によると、今回見つかった楽譜は2つのヴァイオリンとチェロで演奏される「セレナード」という作品でモーツァルトが9歳(!)の時の作品だと考えられているそうです。
この作品が日本で演奏されたとのことで、以下のNHKニュースのwebサイトの記事にその一部を含めた動画がありました。
モーツァルトほど長年にわたり多角的に研究されてきた作曲家であっても未だにこのようなことがあるのかと、驚きと希望を感じます。
今回の出来事によって、モーツァルトの作品に関する記録や記述は今後「上書き」されることになるはずです。
ちょうど𡈽田さんからこのニュースを共有していただいた直後、私も授業の中で「勉強」と「研究」の違いについて話す機会があり、まさにこのホットな話題を例に出して説明したところでした。
𡈽田さんは、ゲーテによる「野ばら」の詩に多数の作曲家が曲を書いたという記録をもとに精力的に楽譜探しの旅を行い、『野ばら 111曲集』という楽譜やCDをご出版なさっていらっしゃいます。
この作品たちを全曲演奏するコンサートを企画してご自身もご出演なさるなど、文字通り「何でも」できてしまうお方...!
今回のニュースに関しても、記者発表に至るまでのさまざまなアテンドを全面的に担っていらしたそうです。
前期の授業でも𡈽田さんの素晴らしいご経験の一端を熱く語ってくださり、生歌までご披露くださり!、学生も私も本当に楽しく実りあるひとときを過ごさせていただきました。
𡈽田さん、はるばる岩手までありがとうございました!