La vie en musique

若林一惠(音楽教育・ソルフェージュ研究/大学教員)webサイト

第10回こどもの夢ひろばボレロ @日立システムズホール仙台

今日は、「こどもの夢ひろばボレロ」というイベントに参加するため、子どもたちと共に仙台まで出かけてきました。

実際に行ってみて、「これはまさに『こどもの夢ひろば』だわ!」と感じられる素敵なイベントでしたのでご紹介します。

 

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お天気にも恵まれ、こんなにワクワクする大きなバルーンがお出迎えしてくれました。


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会場に入り、スタッフの方に演奏会のチケットを提示すると、こちらの「ボレロパスポート」をくださいます。

イベント時間内には「日立システムズホール仙台」の中でいくつもの楽しいイベントがあり、それぞれの会場でこちらのパスポートにスタンプを押していただけるようになっています。

 

こちらが今回の私たちの成果物。

半分ほどしか回れていませんが、お邪魔した部分についてはいずれも単独のイベントとして成立するのではと思うほどとても充実した内容でした。

特にハンドベルは、仙台市内の保育学生たちによる演奏だったのですが、まず演奏時間が30分もあり、曲間のMCの内容の中に「今日の本番に至るまでの練習期間・頻度」や「ハンドベルの奏法」なども含まれていて...!

私の勤めている大学にも素晴らしいハンドベルがたくさん眠っていて、学生たちとゼミなどの活動で取り組むこともありますので、このあたりはまさに知りたいポイントでした。

それにしても、MCでお話ししてくださった練習期間や頻度を思うと今日の内容はかなりハードなプログラムだったのではとお見受けし、「ここまでできるんだ...!」と良い刺激を受けました。

 

そして、スタンプラリーには含まれてはいないイベントとして「見つけた!楽器の正体!」というものがあり、何気なくこちらにも入場してみたところ、なんとホールのステージ上にはピアニストの小山実稚恵さんと指揮者の広上淳一さんがいらっしゃり、図らずも小山さんのお手招きに導かれて我が子たちも壇上へ...!

「好きな楽器の隣に座って良いよ!」ととってもお優しい笑顔を向けてくださり、オーケストラの楽器群の中に(あたかも一員であるかのような位置に)座って間近でさまざまな楽器についてのお話を聞いたり音色を聴いたりとあまりに贅沢な時間を過ごすことができました。

 

特筆すべきは、これらが全て、メインのコンサート外の枠で行われているということです...!

コンサートでは広上さんも小山さんも演奏者として出ていらっしゃり、オーディションで選ばれた地元のお子さまたちとご一緒に音楽を奏でていらっしゃり...何と贅沢なことでしょうか。

 

帰りにはサイコロを振ってプレゼントをいただけるお楽しみまであり、オリジナルのクリアファイルをいただいてきました。

 

子どもたちもとても満足したようで、帰りの新幹線で娘がボレロパスポートを開いて眺めながら「今日は仙台に行けて良かったな。スタンプつけられなかったところでは何をしていたんだろう...。」とボソッと独り言のように言っていて、それを聞いて私も改めて「今回一緒に行けて良かったな」と本当に嬉しい気持ちになりました。

ということで、まさに『こどもの夢ひろば』、またぜひお伺いしたいです!